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9月6日 (月)
お父さんのイタチ 「うちのお父さんも、子供の頃イタチを飼ってたそうです。」 マル子がイタチの赤ちゃんを手の平に載せて、お尻を撫でて排便を促したり、ミルクを飲ませたりしながら話し始めた。 「それも二匹だったそうですよ。だけど、すでにちょっと大きくなっていて、結局あまり懐かなかったらしいです。」 「ふーん、お父さんのいつ頃のことだろう?」 「えーと、中学生くらいなのかな? いや、暇そうに言ってた頃だから、小学生だったかもしれないなあ。 餌をやるとそばに寄って来たけど、もらったらさっと引っ込んで、なかなか慣れなかったそうです。」 「やっぱり臭かったのかなあ?」 「臭かったと言ってました。」 「餌は?」 「鶏肉です」 「最後はどうしたんだろう?」 「多分、逃がしたんじゃないですか?お父さん何で飼う様になったんだろう・・・。『病院でも保護してるんよ』と言ったら、『あ、そりゃなつかんよ』と言ってました。 それとお母さんは、ニホンザルを飼った事があるそうです。それは人から押し付けられてからで、でも嫉妬深いサルで、おじいちゃんにだけ懐いて、おかあさんが近寄ると威嚇してきたらしいです。」 うーん、昔は色々飼ってましたね。 さすがにサルは少ないでしょうが、ザリガニやオタマジャクシなどは、あの頃みんな一度は飼ったんじゃないでしょうか・・・。 更新時間 : 19:40:00
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9月2日 (木)
イタチの子 「あの、こんな生き物が道路際に落ちていたんですが・・・」 朝9時頃、近所のマダムが茶色い動物を連れて来られました。 手の平に隠れるくらい小さくて、茶色くて、細長い動物。まだ目の開いていない赤ちゃん。 「へえ! これはイタチだなあ・・・」 「は?イタチですか?」 「ええ、珍しいですね、イタチの赤ん坊は。どうされたんですか?こんな小さい子・・・」 「先ほど子供を送っていこうとしていたら、道のそばに何か動いていたのを見つけたんです。『あれー、どうしようか・・・』と迷ったんですが、このまま放って置いたら死にそうな気がして、相談しようと思いまして・・・」 「ふーん、移動中だったんでしょうかね、お母さんイタチはどうしたのかなあ?」 すっかり太陽は昇っているのに、まだその辺に赤ちゃんを置いてきぼりにしているとしたら、お母さんの身に何かあったのかもしれない。 「これは2時間おきにミルクやって哺乳しないといけませんが、どうされますか?」 「仕事もありますし、ちょっと育てるのは・・・・」 マダムは困ったような表情をされた。今日もこれから仕事らしい。 ということで、生まれて間もないイタチの子を一匹、引き取る事になりました。 すでに衰弱しており、育つのは無理かとも案じましたが、とりあえず4日間たって少しづつ大きくなっています。 歯も生えてきましたが、まだ目は開きません。どうやら犬などと発育の順番が違うようです。 今、先週のヒヨドリと並べて世話していますが、成長はヒヨドリが遥かに早いようです。やはり弱い生き物のほうが、早く自立するようにできているのでしょうか。 教会の牧師にイタチの話をすると、こう言われました。 「そう言えばしばらく前に、教会の教育館でも壁の隙間からイタチの若いのが二匹見つかったんだよ。 退治しようかとも思ったけど、可哀想だから臭いのする薬を使っていると、出ていってくれたよ。」 うーん、教会は迷える羊が集まる所ですから、どうやらイタチの居場所はなさそうです。 最後っ屁をかまさずに出て行ってくれたのは、イタチの礼儀でしょうか? それにしても住宅街の裏の世界、人の知らない所で、野生動物達が生きているのですね。 更新時間 : 19:18:36
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